VOICES

社員紹介

各部署・メンバーと確かな信頼関係を築き、
多様なニーズに応える。

長岡工場 工務部 抄造第2課 / 2013年入社

Y.T

大学では主に物理化学を学び、就職活動では化学全般を対象にメーカーへの勤務を志望する。地元・新潟に拠点を置く当社への入社後、新潟工場での研修を経て2014年に長岡工場へ。2019年には中国で新規事業の立ち上げを経験。2020年1月から再び長岡工場に移り生産管理を担当。趣味はランニング・ウォーキング。

長岡工場は主に特殊紙・機能材を扱っており、半導体製造に欠かせないICチップを保護する「チップキャリアテープ」をはじめ多種多様な製品を生産しています。工場内には6台の大型生産設備があり、私が担当する設備は書籍やカタログ、白色度の高いパッケージなどに使われる高級紙を生産しています。

工場の生産管理は、お客さまが希望される商品、納期、設備の運用等を考慮して、お客さまの期待に応えられるように生産計画を立てます。現場の生産スタッフと協力して生産を進めていくため、周囲とのコミュニケーションが欠かせません。

学校ではいつも同じ面々と研究に取り組んでいましたが、生産現場ではさまざまな部署やスタッフと信頼関係を築きながら仕事を進めます。以前、お客様から品質改善を求められた際には生産現場・研究所・営業と連携を取って対応しました。「一緒に品質の良い製品を作ろう」と、同じ目的のもとで改善を実現できた際には大きなやりがいを感じました。

今後は、新規事業に携わりたいと考えています。私は以前、中国での事業立ち上げに参加しました。この先再びチャンスを得られるなら、ぜひチャレンジしたいと考えています。

誰もが手にする“紙”の可能性を広げるために、
知識を深め、現場を知り、工夫を重ねる。

生産技術本部 研究所 / 2018年入社

N.Y

農学部応用生物化学科で土壌微生物学を学び、就職活動ではものづくりへの興味を胸にメーカーを志望。地元・新潟に拠点を置く当社に入社後は、研究所に配属。
所内ではニーズが高まる特殊紙の研究に励むなど、紙の可能性を広げるべく挑戦中。趣味はサッカー観戦で、休日はアルビレックス新潟の応援に。

私は入社以来、特殊紙の研究に取り組んでいます。水や油に強い耐水・耐油紙や、きらびやかな色を表面に塗る塗工品が一例です。研究職は実験方法のほか、多様な紙・加工の知識が求められます。慣れるまでは苦労しましたが、グループのみなさんに丁寧に教えていただきながら知見を深められました。

普段はサンプルを作成し、データをまとめながら研究を進めます。紙にはさまざまな薬品が含まれており、薬品の種類や比率を変えることで性能が変化します。生産現場と連携し実現性やコストを考慮しながらテストを重ね、研究を進めていきます。

時には、イメージ通りの結果を得られない場合もあります。その際には周囲にアドバイスをいただきつつ、生産スタッフの方々に設備の特徴をヒアリングするなど、トライアンドエラーを重ねます。「ここを変えてみよう」と手を動かしながら実験を組み立て、結果を出していくことが研究職の面白さです。

学生時代から効率よく、効果的に実験を進めていく意識を身につけておくと社会に出ても早い段階から活躍できる可能性が広がります。多くの方々が手にする“紙”を研究だから得られるやりがいを、ぜひ当社で手にしてください。

多様なニーズを“一つの線”に。
粘り強く交渉を重ね、安定供給を支えていく。

東京本社 白板紙営業部 / 2019年入社

S.Y

経営学部経営戦略学科にて、企業経営や経営再建などの事例研究などを通じて経営学を学ぶ。就職活動では「エンドユーザーが実際に手にするものを扱いたい」とメーカー営業を志望。
当社に入社後は、商業印刷物において広く使われる白板紙の営業担当として活躍中。趣味はランニング。

私はパッケージやカタログ、パンフレットなどの商業印刷物や出版物などに広く使われる白板紙の営業担当を務めています。販売代理店と商談など行う一方で生産管理の業務を行っています。お客さまから「この種類の、この寸法の紙を作ってほしい」とご依頼をいただき、日々工場とスケジュールを調整して製造を進めます。

営業先は紙を中心に扱う販売代理店や印刷会社です。業務の合間を見て訪問し、品質面などのニーズをヒアリングしながら、お客様から当社を選んでいただけるようにアプローチしています。

お客様と工場をつなぐ窓口として、販売代理店や印刷会社など各所のニーズを満たすことが当社営業の役割です。お客さまから急ぎのご注文をいただく場合も多く、レスポンスよくコミュニケーションをとりながら対応しています。

一番大変だと感じる仕事は納期や在庫の調整です。
関係各所にはさまざまなニーズがあるので、調整は簡単ではありません。
調整する際に心がけているポイントは、正確な状況を把握し、優先順位をつけて効率的に対応することです。ときには同僚や先輩、上司からフォローをいただく場面もあり、心強く感じています。

最終的に納品でき、当社製の紙を使用した商品が店頭に並んでいると思わず嬉しくなりますね。エンドユーザーにとって身近な“紙”だからこそ、多くの方が触れる機会があります。当社の営業だからこそ感じられるやりがいを、ぜひ感じてほしいと願っています。

世界をもっと身近に感じながら、
活躍のフィールドを広げたい。

東京本社 輸出部 / 2022年入社

E.U

商学部商学科で環境経営やSDGsを学ぶ。就職活動では環境保全に配慮する製紙業界に興味を持ち、CO2排出量ゼロの達成を目指すなど環境負荷軽減に取り組む当社を志望し入社。
1年目は国内営業を経験し、2年目に輸出部に配属。趣味は運動不足解消のために始めたランニングで、最近ではフルマラソンを完走した。

私の業務は、貿易事務と代理店営業です。
貿易事務は国ごとに担当が決まっていて、私は東南アジア各国のお客さまを担当しています。

貿易事務のコミュニケーションは主に英語でのメールが中心です。配属当初は先輩が送ったメールを参考にしながら、自分でもテキストで学びつつ対応できるようになりました。語学の習得も進めており、先輩と一緒に海外のお客様と英語でオンラインミーティングにも参加しています。

代理店営業は紙の種類ごとに担当が決められています。
私はノートやダイアリーなどに使われる上質紙の担当です。
社内外の方々と常に調整しながら仕事を進めるため、
日ごろから良好なコミュニケーションをとれるように心がけています。
例えば、本社にいる担当者にはできる限り対面で話すなど、気軽に相談し合える関係構築がポイントです。

工場は365日、24時間体制で稼働しており、状況が刻々と変化します。私は国内外のお客さまの対応を担当しているため、生産スケジュールの急な変更にも、余裕を持ってリアルタイムに対応できる体制を整えています。そこで、担当するお客さまからの注文・納品状況をいつでも確認できるようにリストを作成し社内に共有しました。そうした工夫を重ねつつ、円滑に仕事を進められるように意識しています。

今後はアメリカやメキシコなど、まだ担当したことのない国々との取引にもチャレンジできたらと思います。国や地域により、求められる商品の種類や取引条件が異なります。対応できる業務範囲を広げながら、活躍の場を広げていけたら嬉しいですね。

成長を支え合う環境で切磋琢磨し、
プロフェッショナルとして信頼される存在に。

新潟工場 抄造部 抄造第2課 / 2013年入社

H.A

工学部で有機化学を学び、就職活動では素材を生産するメーカーを志望。紙は環境に優しい素材であること、加工方法によっては鉄やプラスチックに勝る硬度を持つことなど、紙がもつポテンシャルに魅力を感じて当社に入社。
入社後は生産設備の操業管理を担当。趣味は読書やYouTubeでの動画鑑賞。

入社後は上質紙生産設備、塗工印刷用紙生産設備を経て、現在は高級白板紙生産設備を担当しています。
それぞれの生産設備で異なる種類の紙づくりに携わる中で、特殊紙の開発にイチから取り組んだこともありました。営業や研究担当とお客様を訪問して求められる機能や品質を確認したり、薬品メーカーと何度も打ち合わせを重ねたりと、各所と連携しながら開発を進められたことは貴重な経験です。

当社の生産部門は教育体制がしっかりしていると感じます。所属部署では毎朝のミーティングにて課題について確認しますし、週1回行われる同じ職層の定例ミーティングでは、良い事例の共有や課題解決に向けたアドバイスを送り合っています。

新入社員など若手は、まずは生産設備のプロセスを理解するところからスタートします。操業管理の業務はさまざまな判断を求められる場面が数多くありますが、先輩や上司がサポートしてくれるので安心してください。フォローを受けながら徐々に知識を深め、生産スタッフとも関係を築きながら着実に成長していきましょう。

私も今後、まだ携わったことのない生産設備を経験しながら知見を深め「あいつに任せれば大丈夫」と周囲から信頼される“紙のプロフェッシナル”を目指して、仲間と切磋琢磨しながら成長したいと考えています。

暮らしに根づいた“紙”に携わる喜びを胸に、
生産現場をリードする。

新潟工場 抄造部 抄造第3課 / 2020年入社

Y.S

農学部生物資源学科で学び卒業後は地元企業に就職。めっき工場における生産管理やお客さまへのルート営業を担当した。その後家族の縁もあり新潟へ移住。
転職活動中に企業説明会で当社を知り、紙づくりへの興味や生産管理の経験を活かせる環境に魅力を感じて入社。休日は散歩に出て風景を撮影するなど、新潟の街を楽しむ。

前職は印刷機などに使われる部品やロールのめっき加工に携わり、主に生産管理を担っていました。現職では生産設備の操業管理や品質チェックなどの業務を担っており、前職での経験を活かせています。それに、生産した紙は書籍や学習ドリルなどよく目にする商品に使われます。自分が携わった実感が湧きやすく、確かなやりがいを感じられています。

2020年4月の入社後は世界最大級の高速オールオンラインマシン・9号抄紙機を担当しました。2024年4月からは上質紙生産設備を担当しています。自分自身が以前親しんだ書籍などに使われている紙を生産する設備であることを聞いた際には驚きました。

中途入社した一員として、生産現場に感じるポイントは2つあります。1つは、それぞれの生産設備を担当するスタッフや操業員の志が高いこと。自分たちの手でしっかりと抄紙マシンを稼働させていく誇りを感じます。もう1つは、作業に明確なルールが策定されていることです。しっかりと安全対策がされています。また業務の引き継ぎの際には後任がスムーズに業務に入れる体制があります。

今後は、チームをまとめるリーダーシップを持って業務を進めたいと考えています。部署内のミーティングでは生産性や品質について改善点を話し合っていますが、現場で上手に指示を出しながらPDCAサイクルを回し、具現化できたらと思います。

より精緻な業績管理の仕組みを現場と一緒に考える
同じ目標を目指して共に前進する工場経理

新潟工場 事務部 経理担当 / 2016年入社

Y.O

文学部日本語日本文学科卒業。小さい頃から本が好きで、紙に関する仕事に携わりたいと思い製紙業界を志望。当社の落ち着いた雰囲気が自分に合っていると思い、入社を決めた。入社後、3年間の本社勤務を経て新潟工場の現職へ転勤。初めての新潟での暮らしは「夏はちょっと涼しくて冬は寒いけど、とても過ごしやすい」

入社後は本社の経理管理部で、全社の損益管理業務を担当していました。
日々、当社の各工場から工場の業績に関する資料が届くので、それを集約し、
目標に対して差異が発生している場合はその原因を調べて経営に報告するという業務です。
当社はグローバルに事業活動を行っているので、国際情勢の変化により影響を受けることもあります。
また当社の生産はほぼ24時間365日稼働しているので、生産の状況も日々刻々と変化しています。
経理管理部の3年間で社内外の変化を広く見られる視野を身につけることができました。

当社には自己申告制度があり、年1回、自身のキャリアプラン等について上司と面談する機会があります。
私は自己申告で「工場経理を経験したい」という要望を繰り返し、入社4年目で当社の主力である新潟工場へ転勤しました。

新潟工場には8台の抄紙機、日本最大級のパルプ(紙の原料)プラント、国内最大級の黒液回収ボイラー等があり、
国内トップクラスの規模を誇る工場です。
工場に転勤し、ダイナミックに行われている工場の生産活動を、一つひとつ正確な数字に落とし込むことの難しさを改めて実感しています。

例えば、工場内には樹脂(黒液)を燃料にしたボイラーがあるのですが、その設備のコスト管理に関して、現場も私も課題を感じていました。
そこで、現場のスタッフと一緒に実際に設備を見て現場確認したり、ミーティングを重ねるなどして、より精緻な業績管理を行う仕組みに見直したことがあります。
管理部門の自分も、日本最大級のものづくりに貢献できていると、やりがいを感じることができましたし、次は何を改善しようか、という意欲がさらに強くなりました。

今後は原価管理以外の業務、財務、会計、税務なども学び、経理担当者としての幅を広げていきたいと思います。

研究は小さな発見の積み重ね
高次元でバランスの取れた最適な塗工技術を追求

技術開発本部 研究所 / 2017年入社

M.Y

工学研究科物質材料工学専攻。紙はすでに完成した素材だと思っていたが、まだまだ開発途上であることを知り、紙の奥深さに興味を持ち入社を決めた。研究者として一人立ちするため、日々目の前の実験に取り組んでいる毎日。休日はドライブなどをしてリフレッシュしている。

私が勤務している研究所は、開発テーマにより6チームに分かれています。
若い人が多く活気に溢れており、女性も多く安心して働ける環境が整っています。

私は、研究所の特殊塗工グループで、主にインクジェット用紙に塗る塗工液の研究開発を担当しています。
グループは5人構成で、2人一組で複数のテーマを担当、
実験は基本的に1人で行い、結果が出たらパートナーと評価・検討する仕組みです。

オフィスや家庭に広く普及しているインクジェットプリンターは、ハードウェアとインクの技術進化が著しい世界です。
当然、使用する紙にも進化が求められます。インクの発色性、対擦れ性、定着性等、中にはトレードオフな適性もある中、
研究を積み重ねて一つひとつ課題をつぶし、さらに品質だけではなくコスト面なども意識し、
これらのバランスを高い次元で調整したサンプルを作成、評価し、その後、当社の実機でテスト生産します。
テーブルテストと同条件でも、実機ではうまく生産できないことがあり、その際は、生産現場の人のアドバイスをもらいながらさらに改良を行います。
こういうときに、ものづくりの難しさ、奥深さ、面白さを改めて感じることができます。

また、新規性のある結果を得られた際は、知的財産関係の申請手続きの一部も担当します。
入社するまで知財関係の手続きを行ったことがなかったので、当初は苦労しましたが、先輩方に教わったり、色々な説明会に参加したり、経験を積むことでこなせるようになりました。業務の幅が広くいろいろと経験できるのも当社の研究職の特徴かもしれません。

研究職は成果を得られるまで根気、労力、時間を要する仕事ですが、その分、自分の研究成果が製品化したときのやりがいも大きいはずです。現在は、印刷情報用紙分野が主ですが、今後は包装分野、特殊紙分野など様々な分野の塗工にも挑戦し、塗工技術を究めていきたいと思います。

PAGE TOP